なんかモンブランが流行ってるらしいですね。まあ、秋ですし。
特にマロンペーストを直前に絞って仕上げたりするのが、パフォーマンス的にも目立ちますから、インスタグラムとかでもよく見かけます。

マロンペーストの味は、それぞれのお店で研究に余念がないところと言うか、いろんな考え方があります。
一般的にマロンペーストは栗に砂糖とかバターや生クリーム等々を混ぜて作ります。
その時にマロンペーストの全体の中で栗の割り合いがどのくらいになるのかと言う問題があります。
例えば「蕎麦」をイメージしてください。蕎麦と小麦粉がどのくらいの割り合いなのか、100%そば粉、いわゆる10割だとブツブツ途切れやすくなりますが、それだけ蕎麦の味は濃い。
同じことがマロンペーストにも言えると思います。
すなわち栗の含有量が多いほど、味は濃くなりますけど、ブツブツ切れて絞りにくい。
うちでは熊本の球磨栗にスペインの栗を40%ブレンドしています。
それにわずかのバタークリームとラム酒。
とても絞りにくい。ですけど、その分自讃したくなるほど美味しい。
